みなさんこんにちは。
今回は前回もお伝えした通り今回は実習についてお伝えしていきます。
看護学実習とは?

看護学実習では実際の病棟で患者さんを受け持たせていただき、患者さんの情報収集、アセスメント、それをもとに関わっていくということをやっていきます。その言葉だけ聞くと意外と大変そうじゃない!と思いますよね。でも先輩たちも言っている通り確かに大変。
なので実習を乗り越えるコツを今回はざっくりお話していきます。
まずは情報収集
まず1日目は挨拶、オリエンテーション、患者の選定、患者の情報収集となります。
患者の情報収集では何歳の患者さんで、なんの疾患で入院されているのかはもちろん、日々の記録の中から疾患の受け止めや家族情報などを収集する必要があります。それがなんといっても看護学生には難しいところとなってきます。
ただ、その情報がないとアセスメントシートを埋めることができませんので、がんばります。
実際にどのような情報を収集していくのかについては皆さんのお役に立てるように詳細な記事を今後作成していきたいと思いますのでそちらも見ていただけると嬉しいです。
情報収集には看護師が使用しているカルテをもとに情報収集していきます。パソコンの台数が限られているためメンバー間で調整しみんなが平等に情報が取れるよう意識していくと良いと思います。また、効率的に情報収集をするためにもアセスメントに必要な情報は何なのかを学習しておき、それをカンペとして実習に持参して空欄を作ったところに情報を埋めていくのもお勧めです。
などこんな感じでやっておくのがお勧めです。さらにこれをゴードンの11項目などアセスメント項目に合わせて情報を記載できるように学校で使用している書式を持参してそこに実際に記載していくこともお勧めします。私はこの方法ですべての実習を乗り越えました。
このように情報を整理してとることができると自宅へ帰ってからのアセスメントの時間が大幅に減少するので睡眠時間の確保にも繋がると思います。
次は自宅へ帰ってアセスメント
実習終了後は自宅や学校でアセスメントを行っていきます。患者さんの問題は何なのかを考えながらアセスメントをしていきます。アセスメントでは病態生理がわかっていることが前提となってきます。病態生理がわからないと浅いアセスメントになること、また今後起こりうる症状について予測ができず問題発見が遅れてしまうことが問題として挙げられます。なので初日はアセスメントをすることよりも今回受け持った患者の病態生理について、また、年齢で起こりうる運動機能の低下についてなどなど・・・そっちを勉強することをお勧めします。それをもとにアセスメントを実際に行います。看護師のアセスメントや看護問題を実際にみてそれを参考に考えることも良いと思いますが学生の方がアセスメントも多く求められますし、看護問題も多く上げていかなければいけないのであまり鵜呑みにしないようにしてください。自分でアセスメントをしていくと必ず問題点が見えてくると思います。
あとは自宅でアセスメントをしたときに迷うと思います。これでいいのかな、これでは先生に何か言われるかな、などなど。どれだけ自分が完璧だと思ったとしても先生や看護師から見れば不足点がでてきます。まずは自分ができる限りのことをやるのは大切ですがあまり悩みすぎて眠れなかった!!はもったいないと思います。あまり悩みすぎず、ただ手を抜きすぎないようにしてくださいね。
患者さんの個別性も大事になってきます。実習中「個別性がない」といわれること、すごく多いです。毎日の関りの中で患者さんが例えば病状理解が足りてなさそうな発言をしていたり、指導をしてもやってくれていなかったり、清拭の際に身体にたくさんの垢がたまっていたり・・・同じ疾患でも患者さんとのかかわりの中でその人特有の何か、があると思います。年齢・疾患だけではなく患者さんとのコミュニケーションから大事な情報を得ることができる可能性もあるので個別性を考えるときには患者さんと関わることを大切にしてみてください。

看護実習はアセスメントだけではない。
看護の実習はアセスメントを埋めて患者への関りをするだけではなく日々の記録もあります。
日々何をしたのか、次の日はどのような目標でどのような行動計画を立てていくのか。それが重要になってきます。
ただ、それって難しい。日々同じような目標になったり・・・。笑 実際の目標どんなことを立てたかも少し今後お話していければなぁとは思いますが・・。日々の記録はできるだけ実習中に書き終えると良いと思います。また、今日できなかったことを参考に明日の目標を立てられるといいと思います。あとは、自分主体ではなく患者主体の目標を立てられるよう意識すると良いと思います。初日はもちろん自分主体で良いですけどね・・!!
成人看護実習を乗り越えるコツ
今まで話してきた通り成人看護学実習だけではありませんが、看護学実習には膨大なレポートたちが存在します。
それが看護実習は眠れないといわれている原因となっています。
私は実習中毎日22時には就寝していました。次の日早いし、眠いし。
アセスメントが完璧だったわけでもないですし先生や看護師から褒められることが多かったわけでもありません。3週間の実習が始まり、中間発表等の予定があるかと思います。それを逆算して今日はどの程度進めておくべきなのかを自分のキャパとともに考えます。日数が進むにつれて先生や看護師から求められることも高くなりますので、できる限り初日に近いところでアセスメントを埋めていきましょう。微調整はそのあとでOK。そのためには情報収集をいかに効率よくこなせるか。そこがキーとなってきます。
情報収集とアセスメントのコツをつかむことができれば成人看護学実習は乗り越えることができます。あなたは一人ではありません。グループで実習をしているはずです。行き詰ったら友人に相談しましょう。大丈夫。始まれば終わります。成人は比較的得意科目でしたのでこんな書き方しているのかもしれないけど、大の苦手だった母性でさえもどうにか乗り越えることができました。
今後実習に行く人はどきどきしているだろうし不安もいっぱいだと思います。看護師は怖い人ばかりではありません。大丈夫。患者さんもとてもやさしい人が多いです。たくさん話を聞いて関わって看護が楽しいとおもえることを祈っております。
今度は実際の実習で使用できるアセスメントの書き方や情報収集ではどのような情報を収集すると良いのか、記載していければと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。