今回は学生さんで保健師の資格を取ろうか、取らまいか悩んでる人に朗報!資格を取る価値があるのかどうかお話ししていきます!!
結論
まずは結論から。
私は保健師の資格を取る価値はあると思います。
それはなぜなのか?お伝えしていきましょう
そもそも保健師ってなにするのか

保健師は、主に、自治体(保健所・市区町村など)に勤務しており、保健、医療、福祉、介護などの分野で、乳幼児から高齢者までのすべての住民を対象に必要な保健サービスを提供している。 例えば、生活習慣病対策としては、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を予防するための教室、たばこ対策では喫煙者に対する保健指導、母子保健対策として乳幼児健康診査や両親学級などを実施するとともに、場合によっては家庭訪問をして個別の健康相談に応じるなど住民が健康で質の高い生活を送ることを支援するための保健活動を実施している。 また、地域保健関連施策の企画、立案、実施及び評価、総合的な健康政策へ関わっているほか、最近では、これらの活動に加えて、持続可能でかつ地域特性をいかした健康なまちづくりや災害対策などにおいても役割を果たすことが求められている。 この他、企業や学校で、社員や生徒の健康管理に携わる保健師もいる。企業で働く産業保健師は、職場でのメンタルヘルス不調を未然に防止するため2015年12月より一定規模以上の職場で義務づけられたストレスチェックの実施や、その診断結果の通知等の仕事を担っている。
出典:厚生労働省ホームページ
上を読んでいただくとわかりますが、看護師とは違い予防医学に力を入れているところが特徴なのではないかと思います。また、患者さん相手ではなく、地域の全体を対象にしていくのが保健師の特徴となります。
保健師の資格を取るメリットデメリット
それではどのようなことをするかを確認したところでメリットデメリットについて考えていきましょう。
メリット
看護師が嫌になった時に転職できる、日勤常勤での働き方が可能、自分の住み慣れた地域に直接貢献ができる、公務員として働ける、歳をとっても無理のない働き方が可能
デメリット
看護師国家試験を受かっていないと保健師国家試験に合格しても働けない、学生でとる人は国家試験2つ同時となるので大変、統計学など看護とは違う分野も多いため勉強量が多い、実習が多くなってしまう
メリットデメリットはこれだけではないと思います。ただ、大まかなものは上記のものなのではないかと思います。
メリットデメリットを見てみて思うこと
私は今看護師をしていますが、日勤のみで働きたいという思いが強くなってきました。夜勤はぶっちゃけ大変だし、夜型の生活をしていなかった私には辛い勤務になります。また、毎回の疲れなどを考えると寿命を縮めている感じがあります笑
そんなにつらいの?看護師の夜勤って何をしているのという方はこちらの記事で何をしているか詳しく書いているので見てください!
私のように看護師として働き出して数年経ってから「日勤だけにしたい!」と思った時、看護師の資格だけでももちろん働く場所はたくさんありますが、保健師を持ってるとさらに幅が広がります。
ただ、このように「保健師もいいな!」と思った時に資格を取り始めるのは大変です。なので学生のうちに取っておくことがおすすめなのです。
しかし、保健師の資格を取れるのは保健師コースがある大学、専門卒業だとまた大学への編入が必要となってきます。また、学生のうちに資格を取るとなるとデメリットにも記載しましたが「国家試験のダブル受験」となるのです。
それが意外と大変。確かに人口の数やその他の統計など看護師と共通する部分もありますが、保健師特有の問題もあります。その対策も看護師国家試験対策と同時にやっていく必要があります。
ただ、私が受験した看護師国家試験では今までの保健師国家試験で出題されていたような難易度の問題まで出ていたので、看護師国家試験を受けながら保健師勉強していてよかったと思いました。このように試験の際にメリットを感じることもあったので一概に大変なだけではないともいます。
あとは、今働いてて思うのは看護師になってからあの勉強はできないということ。大学で仲間がいる時、最大に記憶力を使える年齢で保健師まで一気に取ることをお勧めします!20代後半になってきて記憶力の低下を自覚しています。笑 ぜひ大学で取れる方は取ってくださいね!!!
先ほど大学では保健師コースが取れるところもありますと記載しました。大学、専門の違いについて知りたい方はこちらを見てくださいね。
メリットデメリットについて書いていきましたが、ぶっちゃけ今看護師をしていて思うことは保健師の資格があってよかったということです。
保健師の知識を看護師で活かすこともできます。在宅調整で難航したときに意見が言えるのは地域の制度を理解しているからこそだと思います。また、介護保険等の説明も実際を見てきているので実習を踏まえて上手に説明ができます。また、転職も有利です。看護師国家試験でも保健師知識を活かすことができてラッキーでした!
上記の理由により、私は資格を取ることをお勧めします!!
まとめ
今回は保健師の資格を取ったほうがいいと思っている私がなんで取ったほうがいいのかについて説明させていただきました。
今転職活動をしていますがやはり給料等を考えると保健師への転職も視野に入れると選択肢が広がります。保健師があってよかったなと思います。
保健師の話に戻しますと、私は学生の頃保健師コースの選抜試験を「とりあえず受けるか〜」という気分で受けました。別に保健師になる予定もなくて保健師がなにをしているかもわかっていなかったので、コース履修が無理なら無理でいいやという軽い気持ちでした笑
ただ、その中で合格をいただき、座学、実習をやっていって感じたことはこれを学べば今まで生活していた地域に貢献ができるのではないかということ。また、実習担当の保健師さんもとてもやさしかったです。こんな中で働けたら楽しく働けるのだろうなとは思いました。実習中は看護師の方がぶっちゃけると、楽しかったのですが、働き方を今考えると保健師もいいなと思ってます。また公務員というところにも強い魅力を感じました。
現在はどこの大学もおそらく保健師コースの人数制限があり、選抜試験をしているところがほとんどかと思います。
私のような軽い気持ちじゃ落ちてしまうかもしれません。ただ、大学へ保健師になりたくて入る人は少ないです。私の時も1~2人だけでした。
ずっと住んでる地域に貢献したいという気持ちと資格を取りたいという強い気持ちで合格できると思います!!!
是非乗り越えて保健師資格を取っていただけると、今後何かあった時に必ず役に立ちます。
今は新型コロナウイルスで保健師不足も話題になっていて保健師もなりやすい環境が整うのではないでしょうか?
ぜひ迷っているという方は資格を取りましょう!!